2010年09月.--日.30日 もっと自由に大きな音で!OZIMAS Guitar Atelierのブログ    

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リッパーベースのロータリースイッチ

ロータリースイッチというのは他の5WAY/3WAYレバースイッチやトグルスイッチ、スライドスイッチ等と比べてそれほど一般的ではないように思います。
ポールリードスミスのギター等には使われているようですが・・・

理由として、直観的に操作しづらいのが原因の一つではないかと思います。
昔のテレビのチャンネルのように一定の数字に合わせるのが目的なら良いのですが、
少なくともギター・ベースに使われる場合に使われる場合はそれほどシンプルな選択肢ばかりではないのが実際ではないでしょうか。

かく言うリッパーベースにも、ピックアップセレクターとしてロータリースイッチが使われています。
各ポジションは
時計回りに
1 ブリッジ+ネックのシリーズ(直列)(インフェイズ)
2 ブリッジのみ
3 ブリッジ+ネックのパラレル(並列)(インフェイズ)
4 ブリッジ+ネックのシリーズ(アウトフェイズ

という選択肢になっています。
ネックポジションのみという選択肢は無いのが特徴でしょうか・・・

リッパーに限った事ではないですが、ロータリースイッチというのは説明されなきゃ判りにくい。
ストラト等なら見れば今どのポジションなのか判るのですが。
また、咄嗟にノブをひねって切り替えるという動作には向いていないのかもしれません。
その代り、工夫次第でかなりのバリエーションを持たせる事が出来るのが利点でしょう。
スイッチすらない物も沢山市民権を得ている(ジャズベやプレべとか)ので、ロータリーは曲によって音を使い分ける分には機能性に部があるかもしれません。


実際にロータリースイッチがどのような物なのか見てみます。
ロータリースイッチの概念図
上の図はリッパーについていた3回路4接点のロータリースイッチを図に書いてみた物です。(裏側から見たと思ってください。
右側は回路図で表した場合の図です。
大文字のA・B・Cであらわした部分が常に接している端子です
AからCまで3つの回路を持ち、それぞれに-1~-4まで4つの端子を持っています。
スイッチとして動く部分はオレンジ色で表しています。(濃いオレンジの部分が下の導体部分と接触して導通する仕組みになっています。)

ロータリースイッチ動作イメージ
ABCは互いにリンクして動作します。
1番のポジションではAはa-1と繋がっている事になります。
Bはb-1と、Cはc-1と繋がっています。
ノブを一段回すとAはa-2と繋がりa-1とは切り離されます。
以下、同様に4番目のポジションまで切り替わります。
右の回路図の方を見ると判りやすいかと思います。

単純なようで奥が深いスイッチの世界・・・

実際にリッパーの配線を行うと・・・
リッパー実体配線
いきなりごちゃごちゃしました。
(配線の色は私が勝手に色分けしたものです。実際に使われていた色とは異なります。)

Cの回路のc-1・c-2・c-4はどこにもつながっていません。Cはグラウンドに落とします。
実際にはCはスイッチの筐体とラグでつなげられています。スイッチ本体をグラウンドに落とすためです。
Bの端子から延びる線がボリュームやトーンに繋がっていきます。
ブリッジピックアップはアースとコールドの線をまとめてグラウンドへ落としますが、
ネックピックアップはアース以外のホットとコールドはいずれも回路のスイッチの端子に繋がっています。

このように結線する事でリッパーベースのサウンドバリエーション生まれます。
・・・ややこしいですね。



無事に回路が復帰したリッパーベース。


しかしここで問題が。
オーナー様が作成したピックガードにはトグルスイッチの穴があいているのですが
オリジナルのロータリースイッチとは取り付け穴の径が違うのです。
ロータリースイッチは径9.3mm。 トグルスイッチ用にφ12mmで空いています。
穴がガバガバ

このままではキチンと固定できないのでピックガードの破片で内径9.3外径12mmのブッシュを作成。
ブッシュでフォロー
これでしっかり固定できるようになりました。
ロータリースイッチはポットよりも動かす時の回転トルクが重いので、本体の固定は重要です。
本体がクルクル回ってまた線が切れたら大変ですし・・・

そんなこんなで作業完了
変色したノブと新品のノブ
最後に綺麗なアメ色に変色したオリジナルのノブ(画像上側の3つ)を移し替えて、完成。
(・・・完成の写真はありません。すみません。)

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