2011年05月.--日.29日 もっと自由に大きな音で!OZIMAS Guitar Atelierのブログ    

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ジャズマスターのピックアップ比較

20世紀後半には一旦は生産が終了したFenderUSAのジャズマスターですが、
現在は現行モデルが復活しています。

アーティストモデルを除いても、
American Vintage '62 Jazzmaster
Classic Player Jazzmaster Special
Blacktop Jazzmaster
の3種類がラインナップされています。
その中でも最もオリジナルジャズマスターに近いのはその名の通りAmericanVintage'62Jazzmasterです。
定価も3つの中では一番高く、2,000ドルを超えています。
しかし他の2機種はただの廉価版ではなく、それぞれに工夫と味付けがされた別モデルです。
そのピックアップもそれぞれ全く異なる物のようです。


今日はこれといった意味はないのですが、現行モデルの’62Jazzmastserに搭載されているピックアップについて様子を見てみたいと思います。

ジャズマスター
手前のピックアップがそれです。
ポールピースに大きめの面取りが施してあり、カバーから結構飛び出しています。
ジャズマスター巻きの向き
ブリッジとネックのピックアップはそれぞれ逆方向に巻かれているためリード線のHotとColdは互いに逆の位置から延びています。
もちろんオリジナル(62年当時)同様にポールピースの磁力の向きは互いに逆向きです。
(トップ面からみて、ブリッジ側が時計回り、ネック側は逆時計まわり)
直流抵抗値はブリッジ側の方がやや高出力に差をつけた設定がされています。

リード線は昔ながらの布巻き線。

ちなみに、ジャズマスターPUは他のピックアップに比べてリード線がいくらか切れやすいので注意。
理由はハンダで止められている端子から直接リード線を伸ばしているため何度も曲げているとリード線の根元で折れやすいから。
(ストラト等は直接根元に力がかからない。)

ジャズマスター横からジャズマスターJPN 余っから
ボビンのサイズもオリジナルのものにかなり近い形状だと思います。
極めて平べったく幅のあるボビン。巻かれたコイルも当然平べったくなります。
ポールピースは上下ともにボビンから飛び出しています。
私の知るかぎり、ポールピースの長さは62年製のピックアップよりも飛び出しており、その分やや長いようです。

ちなみに右の画像はフェンダージャパン製のジャズマスターピックアップです。
コイルの部分がものすごく小さいように見えますが、こちらはボビンが左の物より1.5倍以上の厚みがあり、全然違うデザインをしていますボビンの裏側あポールピースと同じ高さで揃えられており、ポルピースの裏側への飛び出しは無し。表側は1.5mmほど出ており面取りは無し。
ポールピースもストラトほどではありませんが、62Jazzmasterに比べてやや長いです。

リード線はビニール被膜の1芯シールド線。
両方ともロウ漬処理が施されています。(下の写真参照。右側はジャパンモデル。)
JAPANとUSA


ボビンの形はピックアップのサウンドにかなり決定的な影響力があると思います。
Japanの物の方が直流抵抗値が低い(巻き数も少ない)事もあり単純に比べるのも乱暴ですが、私の実験ではJAPANのピックアップにそのままコイルを巻きたして同程度の巻き数と直流抵抗値にしてもオリジナルのようにはならない事を確認しています。

両者は出力差があるのも事実ですが、USAとJAPANのサウンドの違いはこのボビンのデザイン辺りでも違いが生じている物と思われます。
ジャパン製のPUはオリジナルジャズマスターを再現しようとした物とは違うコンセプトなのかもしれません。ある意味独特の音を持ったピックアップですね。


ちなみに、Classic Player Jazzmaster Special には表向きジャズマスターのピックアップに見えるのですが、高さをアジャスト可能なポールピースだけでなく、中の構造までほぼP-90と同様のデザインとなっています。
構造はポールピース自体が磁力を持たず、ボビン裏に板状の磁石が2枚。
つまり全くの別物です。
ダメとか偽物という事ではなく、違うコンセプトで設計されているという事でしょう。

さらににそのClassic Playerのトレモロユニットですが…
一見ジャズマスターと同じと思わせておいて、実はアームの根本ににストラトみたいにネジが切ってあるタイプになっています。
もちろんアームを受ける側もネジ切りあり。ストラトスタイル。
どういうわけかこれだけこういう仕様。
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