2012年02月.--日.09日 もっと自由に大きな音で!OZIMAS Guitar Atelierのブログ    

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

コンデンサの容量

コンデンサは実にいろいろな形が有ります。
コンデンサ色々
見た目だけではなく、いろんな種類の物が有ります。
基本原理はどれも同じなのですが、それぞれ素材や形状により物理的特性が異なるためこのようにいろんな形大きさの物が有ります。
素材によって温度や機械的な耐久性、耐電圧製等の能力に違いがあるので、使用環境によって必要とされる要素(小型化や大容量化、高耐久性)を満たすために様々な物が開発されて来た訳です。もちろん技術的進歩によって電子部品として存在価値を失う旧製品も出てくる訳ですが、ギターの世界では相変わらず活躍していたりします。

セラミックコンデンサは文字通りセラミック(いわゆる陶器)で構成されています。基本的に茶色くて丸い円盤状です。ギターには昔から使われています。(形・大きさはいろいろですが)
フィルムコンデンサは誘電部分にフィルム状の物が使われているためこう呼ばれます。
紙に絶縁オイルを含ませた物を使っている物もあり、ペーパーオイルコンデンサとか呼ばれています。
このペーパーオイルコンデンサなどはもっぱら円柱状です。

コンデンサ内部のイメージ左の絵は何かと言うと…
コンデンサの中身をの断面イメージです。(かなり乱暴ですが)

基本原理は同じでも形状大きさが異なるのは構成素材と容量等が違うためですが、同じ素材で容量を大きく確保しようと思った場合、コンデンサは大きくなります。
これはその原理上、容量は極の面積に左右されるためです。
両極の面積を大きく確保すればその分多くの容量を確保できるのですが、それだけデカくなってしまいます。

平べったい端子を2枚馬鹿正直に向き合わせていたのではいくらスペースがあっても足りませんので、多くのコンデンサは電極をくるくると巻いた構造をしています。

左の絵で言えば赤と青の渦がそれぞれの電極で、お互いに接触しないように前出のフィルムや紙等を挟んで巻いてあります。

円柱状の物は巻いてあるとしてもほかの形状でも折り畳んであったりすると思います。
要は近距離で向かい合う環境が欲しい訳です。



こうする事で、無駄に大きくならないコンデンサを作っている訳ですね。

これでも、同じ素材で作っていたら容量が大きい方が大きなサイズになってしまうのはある意味当然です。
しかし、コンデンサの容量を見た目で判断できる訳ではありません。種類が違うコンデンサは容量が同じでもかなり大きさが異なります。
コンデンサはきちんと容量が記載されていますのできちんと確認してください。
ふさわしくない容量のコンデンサを使うとびっくりするほど使いにくいギターになってしまいます。

容量換算肝心の容量ですが、
本来は単位はF(ファラッド)です。
しかし、1Fという容量は実はとてつもなく大きな物で、現実問題使う機会は無い物と思われます。
コンデンサは基本的にμF(マイクロファラッド)やpF(ピコファラッド)で表されるような数値がほとんどです。

各単位の換算は左の図のようになっています。
1μFは1Fの100万分の1
1pは1Fの1兆分の1(!)で1μFのさらに100万分の1です。


ギター回路図等を見た事のある方は、コンデンサの値のところに0,047等と書いてあるのを見た事があるかもしれませんがギターに関連する場合大抵の場合単位はμです。

コンデンサには223とか473とかいう数字が記入してあるのを見た事がある人も多いと思いますが、アレは数値を省略した書き方で、左の2桁は数値、右の1桁はゼロの数を表しています。単位はpFです。
つまり[223]=22,000pFとなり 0,022μFとなります。慣れないと判りにくいですね。

しかし、多くのギターでは
473(0,047µF)
333 (0,033µF)
223 (0,022µF)
のいずれかのコンデンサが使われている事がほとんどだと思います。
3桁表記以外には0.05とか.05MFDとかダイレクトに書かれている物も多いですが…。

もちろん472や222と言った値のコンデンサも存在するので、間違えて使うと単位が10分の1になってしまい、値が小さすぎてトーンがあまり効かないあるいは利き方が変という事になります。
ギターにはボリュームポット等に付けるハイパスフィルター用に102等も割と出番が多く、楽器屋さんで何でも良いからといって適当に買うと全く意にそぐわない結果になる事もあります。

また、容量は実は結構な誤差があるようで…
物によって精度等は違うのですが、同じ素材のコンデンサでも容量誤差によって音の印象が異なったりする可能性もあります。
まして古い物は生産当時の品質を維持している事の方が難しいと思います。
極めて近い感覚で隣接した繊細な構造を保つ事で本来の能力を発揮するようになっている訳ですから…

また、「コンデンサは熱に弱い」という話を聞いた事がある人もいると思います。
半田付けの際、熱をかけすぎると破損してしまうというのは中身の構造を考えるとある程度当然かもしれません。
もちろん素材によって耐熱性はかなりの差があると思われますが、古いペーパーオイルコン等は加熱しすぎたら具合が悪そうです。
実際に半田付けの時にあまりもたもたとやっているとコンデンサは容量を失ったりして無力化してしまいます…
(小学生の頃の電子工作で沢山駄目にした経験あり…)

コンデンサの話  もう少しあるかも
スポンサーサイト

テーマ : 楽器
ジャンル : 音楽

最新記事
カテゴリ
プロフィール

ozimas

Author:ozimas
愛知県一宮市の木曽川近くにあるギター工房。
ギター・ベースの製作・修理をしてます。
このブログはギター・ベースに関した役に立つ話題や役に立たない話題を中心に思いつくままに書いていこうと思います。(不定期)

ご意見、ご質問、お問い合わせ等は

ozimasguitar@gmail.com

まで。



≪お断り≫
当ブログ掲載の記事・画像・各種ファイルの無断転載はご遠慮願います。
必要な場合、当方までご一報願います。
公序良俗に反しない限り前向きに対応させていただきます。




↑OZIMAS GUITAR ATELIERの ホームページはこちらから!

過去の記事一覧

全ての記事を表示する

FC2カウンター
楽天市場 広告
この欄は広告です
【送料無料】ベース用ABS製ハードケース BA-150

【送料無料】ベース用ABS製ハードケース BA-150
価格:10,240円(税込、送料込)

最新コメント
スポンサードリンク
AMAZON ギター・ベース関連書籍
AMAZON ギター・ベース 洋書
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。