『ギターの設計 11 ヘッド形状とペグ』 もっと自由に大きな音で!OZIMAS Guitar Atelierのブログ    

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ギターの設計 11 ヘッド形状とペグ

角度付きヘッド
ヘッドに角度がついている場合はどの弦も同じような角度でナットを通過します。
段付きヘッド
しかし、ヘッドが指板と平行になっている段付きヘッドの場合はペグポストの位置によって弦の角度がかなり変わってきます。
前の記事でも触れましたが、ペグポストが遠くなるほど角度が浅くなる事になります。

それを是正するための方法は…

1・テンションピンやテンションバーをとりつけ、弦を押さえつける事で角度を稼ぐ。
2・ペグポストをナットに近づける事で角度を稼ぐ。
3・指板面に対しペグポストをより低い位置に設定する事で角度を稼ぐ。

という感じでしょうか。

1のテンションバーやテンションピンは多くのギター・ベースに取り付けられていますのでみた事があり場合が多いかと思います。
長所は、取り付け方や調整によってはかなり細かく角度を調節する事が出来ます。
欠点はその部分で弦との摩擦が生じてしまうのでショーキングやトレモロアームを使った際にチューニングを乱す原因になる可能性がある事ですね。
単純に言えば弦との接点が小さい形状の物が有利という事になりますが、どのようなデザインでも錆びや汚れが残っている場合は当然不利益ですので要メンテナンスです。
弦との接触部分に滑りの良い素材を使ったものもあります。
しかし、無い場合と比べればどうしても摩擦は生じます。

2の方法は・・・
4:2
例えば1・2弦のテンションを強くしたい場合、ペグを左4:右2で配置するなどして1・2弦をナットに近づける事も有効です。


3の場合
通常のペグはペグポストの高さは一定です。
背面から取り付けますので指板面からのヘッド裏側までの高低差が増せばペグポストは指板面の高さよりも下がる事になります。
ヘッド段差を大きく
ヘッド全体のテンションコントロールには有効でしょう。
部分的に裏側からペグを落とし込むなどして高さを補正しているモデルもあります。
ただ、段差を大きくとるという事はそれだけ必要なネック材の厚みもふえるため、歩留まり(材料の効率)の問題は無視できません。

(ペグポストの高さを変えるならGOTOH製のH・A・P等、ペグポストの高さを自由に設定できるモデルや初めから高さが異なるポストを持ったペグ等もあります。)

通常とは左右逆向きの形状のリバースヘッドの場合、弦のテンションも逆向きになります。
見た目だけではなく、弦のタッチやサウンドにも変化が出るはずです。


また、ヘッドの厚みはペグポストの長さにある程度依存します。
ヘッドが厚ければそれだけポストが表に顔を出している量が減る事になります。
ほとんどのギター・ベースは14~17mmの間で設定されているのではないかと思います。
質量等の問題でヘッドを厚くしたい場合はポストの長さが調節できるメカを積んだペグを使うのも良いかもしれません。
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テーマ : 楽器
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