『ネックの反りと弦高』 もっと自由に大きな音で!OZIMAS Guitar Atelierのブログ    
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ネックの反りと弦高

ネックの反りについて 続きです

実際問題、もっとも多いネックの反りは程度の差こそあれ「順反り」、あるいは「順反りの仲間」ではないかと思います。

ネックと言うのは時間をかけてジワリジワリと曲がる事もあるので厄介です。

特にギターを触り始めて間もない人でもネック反りには気がつかなくても弦高の変化には気がつく人は多いようで、なぜ弦高が変化したのか判らないままとにかく弦高を下げようとブリッジを調整して弦高を下げます。
しかし、私はこれは誤りだと思います。

ブリッジでの弦高は基本的に最後に調整するべきポイントであって、ネックを調整せずにブリッジだけを調整するのはあるべき状態ではありません。
一部のブリッジは弾いている間にコマが緩んで弦高が下がったりする事もありますが…
基本的に弦高の変化は『ネックの変化』と考えるのが筋です。

例えば、ブリッジだけで弦高をとらえる場合に起きる問題を考えてみます。
順反り
上は順反りを起こして弦高が上がってしまったネックです。
紫の線は弦高調整をしていない時の高いままの弦高を表しています。
対して赤い線は、ブリッジ部分で弦高を下げようと調整した後のラインです。

この段階では解放弦を弾いたときにビビりや音詰まりが生じないように調整してあります。
この状態ではネックの中央付近(7~9フレットあたり)での弦高が一番高い状態になってしまいます。

次にこの弦高で8フレット付近を押弦した場合のコンディションを表してみます。
順反りと弦高の関係
上のイラストでは青いラインが押弦状態の弦のラインです。

見にくいのでアップ
順反りと弦高
このアニメの状態では8フレットを押弦した状態ですでにそれより先のフレットに弦が干渉してしまっているため、ビビりや音詰まりを避ける事ができません。
つまり弾けません。

解放弦や1~5フレットのローフレットではきちんと弾けるにもかかわらず、ポジションが高くなるに従って音詰まりがひどくなるはずです。

これでは弦高が高くなった問題を修正した事になりません。
「もう少し弦高を高くすれば?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、結局本質的な解決になっていません。

ブリッジはネックの反りで生じた弦高の変化をフォローできないのです。
程度によっては多少は出来るかもしれませんが、妥協策程度と考えるべきです。

特に、弦高は低目が好きな方にとってネックのコンディション(加えてフレット頂点の平滑度)は最重要です。
弦高を下げられるかどうかを決定しているのは実はネックなんです…

ブリッジを下げる前にネックおよびフレットのコンディションを確認し、可能な限り修正してからブリッジを調整するのが正解だと思います。(そのあとでピックアップの高さも要チェック)
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