『スケールの違うネック』 もっと自由に大きな音で!OZIMAS Guitar Atelierのブログ    

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スケールの違うネック

ネックのスケールが違っても設計次第ではコンバートが可能である事はムスタングの例を見れば良く解かると思うのですが…
ここで重要なのは『ムスタングが例外なのであって通常は不可。』という点です。

例えば、ブリッジ位置はそのままに、ストラトのネックを交換する場合を考えてみます。
ストラトにはめてみる

上の絵はストラトのボディに無理やりムスタングの24”と22.5”のネックを組んでみた物です。
通常のブリッジ位置でチューニングができるようにするためにはネックの位置は理論上のスケールエンドで揃えなければなりません。
するとスケールの短い二本のネックは大きくブリッジ寄りに食い込むように設置しなければなりません。
完全にネックPUに干渉しています。

仮に、『ネックポケットを加工する事無く組み込めるスケールの短いネックを設計する』にはどんな仕様のネックになるか考えます。

24”のネックを作ろうとすると…
25.5”の21フレット(最終フレット)とスケールエンドまでの距離は理論上では192.56mm
24”の20フレットとスケールエンドまでの距離が192.01mmですのでその差0.55mmとかなり近い値になります。
これはつまり20フレットで我慢できれば、ショートスケールのネックをストラト用に作る事は可能という事になります
(ストラトの22f仕様のネックのように指板部分をヒサシ状に延ばした作りにすれば24”でも21fが確保できる)

22.5”のネックを作ろうと思うと…
22.5”ネックの19fフレットがスケールエンドから190.71mmですので差が1.85mmになってしまいますが…最終フレットから指板エンドまでの距離をわずかに調整すれば不可ではなさそうです。
19フレット仕様なら、一応はストラトに無加工で組めるネックを作りうるという事になります。

ムスタングにロングスケール
今度は逆にムスタングのボディとネックポケットにロングスケールのネックを設計するとどのようなネックになるのか

今度はネックがブリッジから遠ざかる事になりますので、より長いネックを準備しないとポケットにおさめられません。
24”ムスタングの22フレットからスケールエンドまでは171.06mm
ロングスケールだと理論的には23フレット~スケールエンド間が171.55mm
かなりいい線いってますね。
指板のヒサシありなら切り良く24フレット仕様でも出来そうですね。

というわけで、
ムスタングのボディにロングスケールのネックを設計すると23フレット仕様相当のネックを作る事になります。(あるいは頑張って24フレット)




こちらの過去記事も参照⇒『ネックのコンバート

「ムスタングにそんなの邪道だ!」とか言わないでください。
あくまで「例えばこうなりますよ」という話です。

また、上記の計算はあくまでやや単純化した理論上の話であって実際にはブリッジのオクターブ調整の幅等にもよって可否が出そうです。
その点どうかご理解を・・・
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テーマ : 楽器
ジャンル : 音楽

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そのまんま

初めまして。
例えば、中古でロングスケールのストラトのネックを買ってきて、それをムスタングやジャガーにくっつけると、チューニングは合わなくなるでしょうか?

Re: そのまんま

初めまして。

> 例えば、中古でロングスケールのストラトのネックを買ってきて、それをムスタングやジャガーにくっつけると、チューニングは合わなくなるでしょうか?

簡単ですがお答えさせていただきます。

結論としてはチューニングは合いません。
解放弦ではチューニング出来ますが、フレットを抑えると音階はめちゃくちゃになります。
ちょっとズレるとか言うレベルではなく、そもそも理論上の音階その物が破綻した状態になります。
ロングスケールのネックをムスタング等にチューニングが合うように用いようとすると当記事のイラストのようにネックはボデイから不自然に遠ざかった位置にセットする事になり事実上マウント出来ません。
なお、これらはフレット位置とナット・ブリッジサドルの位置の3者の距離(距離)が密接で固定された関係にあるためです。

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