『Duo-Sonicの回路』 もっと自由に大きな音で!OZIMAS Guitar Atelierのブログ    
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Duo-Sonicの回路

Musicmasterにはピックアップはネック側に1つしかありませんのでスイッチはついていません。
1ボリューム1トーンの非常にシンプルな回路です。

それに対しDuo-Sonicは2ピックアップで、セレクタースイッチがついています。
Duo-Sonic2はムスタングスタイルなのですが、64年以前のDuo-Sonicはちょっと変わっています。
Duo-Sonic実体配線
スイッチの部分に見慣れないスイッチが付いています。
良く見るジャズマスターやレスポール等のトグルスイッチとは違います。
何が違うのか?

ミックスポジションでシリーズ接続される仕様になっている事です。

使われているのはON-OFF-ONのSPDT(単極双投)スイッチ。
ON-ON-ONではありません。

2つのピックアップはそれぞれ逆巻き逆着磁になっていますので、シリーズ時にはハムキャンセルが起こります。

肝心のスイッチの使われ方を見てみます。
Duo-Sonic配線
スイッチは3つの端子を持っています。
On-Off-Onですのでセンターの位置では両脇の端子とは切断されます。

左の絵の状態で2つのピックアップが直列に繋がっているのが分かると思います。

問題は…
ネックだけ、ブリッジだけの時です。
ブリッジ側ネック側
≪左側≫ブリッジ側を選択した時は、ネック側ピックアップのリード線の両端(黄色とグレーの線)がアースに落とされるかたちになるため、ブリッジ側のみが出力されます。
≪右側≫しかし一転ネック側を選択した場合、今度はブリッジ側の両端がアースに落とされる…のではなく、紺とオレンジの線が直接繋がって輪のように短絡(ショート)される形になります。

アースに落ちていないので一見問題なく音が出そうですが…実はこの状態ではブリッジ側のPUは音を出せません。
リアピックアップの音だけが出力される事になります。
Duo-Sonic回路イメージ

こうして、ミックスポジションでシリーズ接続するという珍しい回路を実現しています。

Duo-Sonicは当時のFender製品のラインナップの中でもMusicmasterに次いで比較的安価なモデルだったはずです。
しかし生産コストは下げてもサウンド面ではふんだんにオリジナルのアイデアを盛り込まれた優れたモデルであると言えるのではないかと思います。

…残念ながら短命でしたけど…
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