『ピックアップのシールド』 もっと自由に大きな音で!OZIMAS Guitar Atelierのブログ    

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ピックアップのシールド

例えばストラトキャスターのピックガードにアルミ箔を貼り、ボディ側のザグリに導電塗料や銅箔を施したとしても、おそらくノイズはゼロにはなりません。
最も多くのノイズを拾うピックアップがシールドという傘から思い切り顔を出しているからです。
これをも減らそうと思ったら、ピックアップ自体にもシールド処理が必要になってきます。

あらかじめ何らかのシールドが施されているピックアップというのはそんなに珍しくありません。
テレキャスターのネック側のピックアップには金属カバーが付いています。
このカバーはピックアップの下部でコールド側のリード線と繋がっており(一部のモデルを除いて)ピックアップをノイズから守る役目があります。
1芯シールド線のテレNeck PU
上の画像のピックアップはさらにリード線に1芯シールド線が使われており、リード線自体もシールドされています。
この場合はシールド線のシールド部分がピックアップのコールド端子を兼ねており、カバーの金属部分とも繋がっています。そのためHotとColdを逆転して運用する事はできません。
シールで線でなくてもCold側はカバーに繋がっていますので逆転は不可です。

3本線のテレNeck PU
こちらはリード線が3本の物。3本目(黄色の線)はタップではなく、ピックアップカバーの爪にハンダ付けされています。
シリーズ・パラレルを使い分ける時や逆相で使いたい場合にはこのようにカバーのために別のラインを用意してやる必要があるわけです。


ブリッジ側のピックアップにカバーはありませんが、もともとはブリッジ全体を覆うカバーがつけられていました。
ブリッジカバーはブリッジプレートと接する事で、回路のグラウンドに繋がっています。
またテレキャスターの場合はピックアップの裏側に銅のプレートが装備されています。
銅板付きのテレ
この板はピックアップのCold側(黒側)のリード線をにゅ~っと延ばして直接ハンダ付けされています。
ピックアップ背面のシールドの役目もあります。
ブラス板ありのテレピックアップ
ついでに言うとこの板が金属である事で弦アースを省略する仕組みがあります。
ブリッジプレートからピックアップ取り付けビスを通じてブリッジ反面のプレートに繋がり、そこからピックアップのCold端子つまり回路のグラウンドに繋がっているという仕組みです。

ブラス板無しのテレピックアップ
↑テレの中にもプレートを持たないピックアップもあります。
その場合弦アースを省略する事はできませんのでブリッジプレートに弦アースを繋ぐ必要が生じます。
例えばアメリカンスタンダード・テレキャスターにはプレートがありませんので弦アースの線が別に用意されています。


ハムバッカーのカバーもシールドの意味があります。(もちろんコイルを直接保護する意味もある)
カバーとポールピースのピッチ
このタイプのカバーでは上下できる側のポールピースだけが露出していますが、中身の構造はカバーなしのハムバッカーと同じと思っていいと思います。
全くポールピースが露出していないタイプのカバーを持ったハムバッカーもあります。
それとは逆に前ポールピースが露出している物もあります。
フィルタートロン
グレッチのフィルタートロンやTV Jonesのピックアップなど…
いずれの形であろうとカバーはピックアップ背面のベースプレートと繋がっているのが普通です。
フィルタートロン裏
ベースプレートをリード線のコールド側もしくはシールド線の場合はシールド部分に繋いであります。
この事によりカバーとベースプレートをシールドとして機能させる事が出来ます。

やはり、カバーであってもグラウンドと繋がっていなければ効果がありません。

他にはジャガーのピックアップには爪状の金属が付いています。
ジャガーのピックアップ
このパーツはピックアップ背面から回り込む「コの字型」です。
これまででてきたカバー類とは異なり、このパーツは磁石にくっつく素材です。
本来はポールピースから出る磁力線の形をコントロールするための物ですが、ノイズを軽減するシールドとしての側面もあるようです。
ジャガー裏側
そのために背面ではコールド側のリード線と繋がっています。
テレキャスターもそうですがジャガーのようにコールド側の線がシールドと共有されている物はそのままではHotとColdをひっくり返して使ったり、直列に配線して使う事は出来ないので注意してください。
こちらも参照⇒過去記事『ピックアップのアースとシリーズの問題

一方ストラトキャスターやムスタングの等のピックアップはこれといったシールドを持っていません。
どうしてもノイズが気になる場合はピックアップその物をシールド処理する事も可能です

つづく
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