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スケールと弦とチューニング

前回の記事はスケールが3倍の巨大なギターを作った場合の弦とスケールについて考えたみました。
巨大ギターは普通のチューニング(EADGBE)にするためには特別な弦を用意する事が必要という事になりました。
まあでも音程が低くても良ければそれなりに自由に作れそうでもあります…
(↑物理的には、という意味で実際には相当お金も掛かると思います。)

今度は普通のギター・ベースについて
スケールの長さ、弦の太さ、張力が音程に影響しているという面をもうちょっと注目してみます。

同じ長さ・同じ張力で張られた弦であれば弦が太い方が振動周波数(音程)が低くなるという法則です。

つまり同じ太さの弦を同じ長さに張った場合、強く張った方が振動周波数が高くなり、緩く張れば低くなります。
これがギターチューニングの原理です。

上の法則をふまえて、
半音下げや一音下げのいわゆるダウンチューニングでも弦に十分な張力と張りのある音を得るための手法として弦のゲージを太い物に変えるというのはそうした理由によるものです。


同じ弦を同じ張力で張った場合、より長い距離を張った場合の方が周波数が低くなります。

スケールの長いギターを作ればダウンチューニングでもレギュラーチューニングと同程度の張力を得る事も出来ます。

スケールを伸ばした場合

ごく単純に計算してみると684mmスケールでギターを作った場合、
648mmのストラト等ととほぼ同じ張力で半音下げチューニングが得られる事になります。
(ナット~1フレットの間隔は38.446mm)


ちなみに1音下げの場合には725mmが必要になります。
(ナット~1フレットの間隔は40.641mm)
ストラトよりも8センチ近くも長い事になります。
ジャズベース等が864mm程である事を考えると725mmのスケールも結構な長さです。

これらの試算はあくまで弦の張力という数字を単純に扱ったものですので実際にスケールの長いギターを作ったとしても完全に理論通りにはならないと思います。(スケールが伸びる事での弦全体での伸延量などの変化などは無視しているので)
しかし、おおむねこのような結果になると思われます。


実際には弦の長さが足りないので実験出来ていませんが、
ベースにギターの弦を貼って通常のベースのようにチューニングしたとすると
張力が不足して弦の張り具合はベロンベロンになる計算です。


ギターの弦と張力でオクターブ下の音程を得るためにはスケールは2倍必要(1296mm)になりますが、ベースは普通864mmしかないためです。
さらにちなみに864mmというのは1296mmスケールでの7フレット~ブリッジにかなり近い数字です。
ということは…大体どのくらい緩くなるか想像できますよね?
ギターのチューニングを7フレット分も下げたら…

ベースの弦が太いのは長過ぎないスケールでかつ必要な弦の張りを得るための物です。
そのバランスによって張りのあるサウンドと演奏性を確保しているのです。
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