『木材資源』 もっと自由に大きな音で!OZIMAS Guitar Atelierのブログ    

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木材資源

すみません。更新をさぼりました。

昨日、日経の記事に気になる物がありました。
『ギブソン社に捜査!環境保護問題の波でギター業界に危機』

記事ではギブソン社のアメリカFBIが捜査に入り色々押収したという事らしい。
容疑は…(以下引用)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ギブソンは以前から、マダガスカルの自然保護区で不法に伐採されたエボニー材を入手していた疑いがあるらしく、それ以外の地域での不法伐採木材の輸入が行われた可能性もあるとして調査が入ったようだ。木材の世界事情に詳しい専門家によれば、「現在のマダガスカルのエボニーの不法流通は、アフリカのブラッド・ダイヤモンド並ぶ程の規模の深刻なものであるらしく、環境問題としても社会問題としても無視できない」とのこと。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
詳しい内容は冒頭のリンク先の木地を確認していただくとして…
この記事を読んで、皆さんどんな事を考えたでしょうか。

私のこのブログを読む機会がある方は少なからずギター・ベースに関心があるのではないかと思いますが…
そういう方々にとってギブソン社は知らないとは言わせない感じの超老舗であり、大手ですよね。
問題のマダガスカルのエボニーはつまり絶滅が危惧される状況にあるようです。
それらを保護するための取り決めや法律があり、それらを自覚的に冒しているという事のようです。

思うにこの問題は特定の会社が起こした不祥事という事だけでなく、ずっと以前から世界的な社会問題であったという部分が見逃せません。



ギター関連という一面だけを見ても私にとっても無視できない問題がありますし、
ギターやベースを使う皆さんにとってもこういった問題は決して無関係ではないと言えると思います。

「俺のギターにはマダガスカルエボニーなんて使ってないよ。」
と言えるうちはまだ良いのですが…
マダガスカル産に限らずエボニーそのものや他の木材が今後問題の対象にならないとは限りません。
数十年後には『木材でギターを作っていた時代があったなんて信じられない。』という時代が来ないとも限りません。
木材を使ってギターを作る事が社会の害悪とみなされる時代が来ない保証は無いと思っています。

もちろん、ギターの素材には木材以外にも可能性が十分にあります。
とくにエレクトリックギターの世界は他の楽器に比べて比較的節操無く色んな素材を投入しているのではないかと思います。
カーボンやアルミ等もすでに実用化されていますが、今後さらに新素材のギターは増えると思います。

それでも、木のギターはすぐには無くならないと思います。
新素材には新素材の良さ、木材には木材の良さがあり、代役ではない関係でなんだと思います。
どちらが優れているという前提は立てられない物と思います。
木のギターが好きな人もいれば、金属のギターが好きな人がいても良いと思います。
それらが思い思いの音を出せる事がギターに自由なところであり、素晴らしいところです。

できれば、今後も木のギターが不安なく生き残れる将来の方がいいと思います。
生物多様性なんて言葉がありますが、ギターにも多様性があって初めて生きるものだとも思えます。
木の方が優れているなんて言いませんが、
その多様性の健全性を維持するためにも、やはり個々の木材(素材)などの保存は必要だと思います。


資源の問題に直面した場合に選び得る方法は
"他の資源を探す"という事になろうかと思いますが、
その時、"前と同じ音がする物”にしか価値が無かったらどうなるでしょう。

『最高のギターにはこの木で無ければ駄目。』という類の考えは少々邪魔に感じる事があります。
そんな折でも限られた資源を不正に使うなんて事はやはりあってはならない事だと思います。

せっかく自由な楽器に興味を持ったのだから、新しい音を探す方向に労力を使いたい気持ちもあるし。

仮に市場がそもそもそういう空気であったなら、メーカーは必死になって規制された木材を入手する必要もないのでは。(不正を犯す行為をかばう意味ではなく。)



…そもそも"すでに誰かが鳴らした音と同じ(似た)音をもう一度鳴らそうとする"なんてなんとなくロックじゃない感じがするし。


何だか何がいいたいのか段々ボケてきました。
私がここで書いた記事も、問題をギターに関連づけた極めて限られた面からしか見ていないという事はそこそこ自覚しているつもりです。




…そして、今日は一枚の写真もイラストも無い。
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テーマ : 楽器
ジャンル : 音楽

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No title

>そもそも"すでに誰かが鳴らした音と同じ(似た)音をもう一度鳴らそうとする"なんてなんとなくロックじゃない感じがするし。

はじめまして!
まったくそのとおりですね。
70年代以降のロックは劣化コピーばかりだったと皮肉ったのは、マイルスでしたっけ?

はじめまして

レオンさん
はじめまして。当ブログをご覧いただきましてありがとうございます。

共感いただける部分もあったようで嬉しく思います。

マイルス・デイヴィスの事でしたらあいにく私自身はあまり詳しくないので、言の真意については私にはコメントいたしかねますが…
やはりプレイヤーはいつまでも新しいサウンドについて追求して欲しいと思いますし、聴く側に立った場合でも聴いた事のない音を柔軟に評価できる姿勢を持っていられたらと思います。

でも、自分で書いておいてなんですが…
一方で個人的趣向レベルでは『あの音に近づけたい!』という楽しみ方もあるのが楽器の良さでもあると思うので、そのあたりも一筋縄ではいかないのかなとも思います。
探検者と旅行者の違いとでもいいますか…



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