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合成抵抗値 ボリュームが沢山

合成抵抗値は並列の場合やや面倒な計算になる事が解かったと思いますが、実際には計算を必要とするような場面にはほとんど出くわしません。
なので知らなくてもギターをケアしたり弾いたりするにあたって特に困りません。

じゃあ何のための話かと言えば…まあ知っていても損はないよ、という程度です。

今日はギターの中での、特にボリュームポットにおける合成抵について考えます。

シンプルにボリューム1つだけ
以前にもポットの話で似たような図が出ていたと思いますが…
シンプルにピックアップから500kΩのボリュームだけを搭載したギターを思い浮かべてください。
ボリュームが10の時(全開時)はHot(出力)の線は500kΩの抵抗を通じて回路のアース(Cold)に落ちているというのが分かるとおもいます。

この場合、ボリュームを絞ればHotとColdの間の抵抗値は下がり、代わりにHotとピックアップの間に抵抗値が生じます。
この作用によってギターはボリュームをコントロールしているわけです。

本当はこれだけの回路でもピックアップ本体がピックアップの持つ抵抗値を介してアースと繋がっているので、仮にジャックのHotとColdの間の直流抵抗値を測った場合は直流抵抗値は500kΩにはならず、ピックアップとボリュームの合成抵抗値になるはずなのですが、ひとまずここではピックアップは無視してイラストに含まれた回路だけを計算に入れます。(ピックアップとボリュームは並列の関係になります)


続いて、ボリュームが2つになった場合を考えてみます。
ピックアップが二つ(レスポール的)
またどこかで見た事あるような絵ですが、例えばレスポールのように2つのピックアップと2つのボリュームを持ったギターを想像してください
トーンやスイッチはひとまず省略しています。ミックスポジションだと思ってください。
上段の図にはポットの数値が書いてありませんが、両方とも500kΩと考えてください。

この場合、ボリュームポット2つはアースに対して並列の関係にあります。
(両方とも同じくアースに繋がっているから。)

ボリュームが両方とも10の時、実は下段の回路と同じと言えます。
2つのピックアップを一つの250kΩの抵抗でアースに落とした状態です。
「え?」と思った人もいるかもしれません。
でもよく見るとそういう事です。
セレクターがどちらか片方を選んでいる時は一番最初の図のように500kで落とされているのですが、ミックスした途端に250kΩまで低下します。
計算方法は前回の記事と同じく、『逆数の和の逆数』で1/500+1/500=2/500=1/250 というわけです。

さらに合成抵抗が関係するのはこの先もです。
ボリュームを片方だけ絞ったらどうなるのか?片方だけボリュームを絞る
今度は一方のボリュームを絞った回路です。
1つの500kΩのポットだけを抵抗値が半分(250:250)になるまで絞った状態です。
絞った側のピックアップだけ出力が落ちる…わけではありません。
この場合は下段のように解釈する事が出来ます。
回路がアースに落とされる抵抗値が250から167にまで低下しています。さらに絞った方のピックアップは250kΩの抵抗が追加されました。

167kΩという数字は、ポットからアースに落ちる抵抗値250kと500kの合成抵抗値です。(166.666…の小数点以下を切り上げ)

絞った方のピックアップが出力ダウンするのはすぐわかるのですが、絞っていない方のピックアップも道中で166kΩと低い抵抗値でアースに落ちていますので音質変化が予想されます。
レスポール等でミックスポジションでボリュームを絞るとひときわ甘いトーンになるのはこのためです。

ちなみにこのまま片一方のボリュームをゼロにすると、両ポットの合成抵抗値が0になるためレスポールのような配線では全く音が出なくなります。
*0の逆数という物をどう考えるのか私は数学に関して明るくないのですが…(0Ωを交えて計算してみてください)結論だけ言って“0Ω”との並列合成抵抗は、“0Ω”になります。
スイッチを傾けている時は片方が0Ωでも回路切れていますのでその影響は受けません。

こちらも参照⇒過去記事『JB配線とLP配線の違い』



注意してほしい事は、ここで大事なのはあくまで抵抗値の高い低いが“良い”とか“悪い”とかではなく、違いが生じる要素として見逃せないという事です。

*この記事はあくまで大雑把な解説である事を加えさせていただきます。
そもそも交流であるピックアップ信号(電流)を直流の例だけで説明する事はできません。
実際にはコンデンサ等の回路も多大な影響を持っています。


合成抵抗の話少しつづくかも…
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