『コンデンサは何してる?』 もっと自由に大きな音で!OZIMAS Guitar Atelierのブログ    
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コンデンサは何してる?

前回の続きです。

コンデンサは一体何をしているのか?
「直流はストップ」「交流は周波数に応じた抵抗を持って通過させる」
というところまで来ました。

では周波数に応じた抵抗とは?

ギターやベースに限らず、音声信号には必ず周波数が有ります。
ギターやベースは通常、基準音のA音を440Hzでチューニングします。
しかし、ギターのA音を弾いた時に出てくる音には440Hz以外の周波数の成分も大量に含まれています。
例えばその中で言えば440Hzの成分を基音と言い、それ以外の成分を倍音と言います。
倍音成分はギターのピックアップの違いや位置の違い、ボディの振動など様々な要素で倍音成分の中身は異なります。
そのため、同じチューニングにしても聞こえる音色が異なるという事になります。
そして、その成分の量を変化させる事で、音色が変わるという事になります。

例えば、下のグラフのように、低周波から高周波までを均等に含んだ信号があったとします。(ギターのサウンドではあり得無いと思いますが)
スペクトルアナライザーを見ているような感じで見てください。
広い周波数を持った信号

この信号をコンデンサに通すとどうなるのか?
ひとまず下のような回路を考えてみます。
左上のSauceと書いてある物が信号源と考えてください。右端のジャック部分から出力するとして…
コンデンサを通す回路

コンデンサはその容量に応じて高周波ほど通しやすく、低周波ほど通しにくい抵抗として働きますので…

高周波ほど通りやすくなった結果


このように低い周波数成分の信号の通過が抵抗によって妨げられた結果、高い周波数の成分が多く残った状態になりました。
こうなると最初の状態よりも高音域が強調された印象の音になるはずです。
この回路は、高周波を主に通過させる目的で設置されていますので「ハイパスフィルター」と呼ばれたりします。
あるいは逆の視点から、低周波を減らす事を目的に「ローカットフィルター」と呼んだり。

今度は下の図のようにコンデンサを通じてアースに落とした状態の回路を考えてみます。
コンデンサを通してアースに落とす回路

今度は信号はどうなるかと言うと
高周波ほど減っていく場合
コンデンサを通過しやすい高周波成分が優先的にアースに落ち、高周波が中心に減少した形になりました。
このとき聞こえる音は最初の物よりも高音域が少なく、丸い印象の音になるはずです。

この回路は高周波を減らす事を目的として「ハイカットフィルター」と呼んだりします。
ギターのトーンに使われる回路はこれが基本になっています。
実際には、ポット(可変抵抗)と組み合わせる事でハイをカットする具合を調整できるようにした物が使われる事がほとんどです。

逆に前出の「ハイパスフィルター」もしくは「ローカットフィルター」の回路はジャガーのスイッチの一つに組み込まれていますし、一部のテレキャスター等にも使われています。

このように同じパーツでも使い方によって全く違う効果が得られるという重要なパーツです。



コンデンサの話まだ続く・・・



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